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~連魚とは~

戦後のタンパク源として中国大陸から持ち込まれた。しかし、日本ではその風貌と淡水魚ということもあり、食用として馴染むことができなかった。大陸の大河を流下しながら孵化する性質上、日本では利根川でしか繁殖は認められていない。
連魚にはハクレンとコクレンの2種あるがそのほとんどがハクレンである。コクレンは正式な記録では日本で3回ほどしか確認されていない。
淡水大魚の中では圧倒的に数も多く狙いやすい。しかし表層で遊んでいることも多く、その食性もあり他魚狙いの仕掛けに掛かることも多々あり、仕掛けを破壊し場合によっては竿を折ることもあるため外道として歓迎されない可哀そうな魚でもある。しかし、専門的に狙うと非常に奥深く繊細でダイナミック。力強く重々しく抵抗し、暖気には目線ほどの高さまで跳ねあがることもある。
~習性~
プランクトン食であり、表層~中層を群れを作って回遊する。一般的にはハクレンが植物プランクトンを好み、コクレンが動物プランクトンを好むといわれているが動物プランクトンは植物プランクトンと混棲しているため食べ分けることは不可能ではないかと思う。こぶしが入るほどの巨大な口でプランクトンを水ごと吸い込み発達した鰓耙でこしとって食べる。