top of page

異国からの愉快な訪問者 ~釣行編~

2018年8月4日~5日にかけて私たちは茨城県を流れる常陸利根川で釣りを&BBQをしてきた。

狙いはレンギョとチャネルキャットフィッシュ(通称:アメナマ)である。

本当は利根川でやる予定だったが、草が茂りとても刈り切ることができないほど伸びていた為、連魚の実績が高い常陸利根川を訪れた。

メンバーは私とはるか氏、4日の夜からちぎら氏が参加した。

朝5時に私がまず到着。はるか氏に連絡を取るとまだ寝ていたようでこれから向かうとのことであった。

拠点の設営は複数人で行いたかったが到着するまでに日が高くなってしまうため一人で設営した。

まずはレンギョ狙いのブッコミを2本出した。

餌はコマセに米糠、仕掛けは発泡吸い込み仕掛けの2本針である。

米糠は5kgほど用意し、これをみかん~オレンジ位に握って投げる。

アタリを待ちつつ設営をしていると10分ほどで早速アタリ。

あまり抵抗なく上がってきたのは小型のアメナマであった。

サイズは30cmほどでこれくらいが今回のアベレージであった。

その後も数分~30分ほどのペースでとにかくアメナマがアタリ続けた。

とても落ち着いてレンギョを狙える状況ではなく、レンギョ狙いの延べ竿も出すが2投目からナマズが釣れてくる始末。

根気よく延べ竿で中層を狙い続けるもアメナマばかりが寄ってしまい、そのうち浮きが立たなくなってしまった。

30本ほど釣ったところでレンギョはとても釣りにならないと判断し諦めた。

10時過ぎにようやくはるか氏が到着したが、このころには50本以上釣っていた。

状況を説明し、はるか氏もまずは延べ竿を1本出すとものの数秒で初アメナマゲット。

今回はなんとしてアメナマを釣ろうと意気込んでいたはるか氏だが、あまりに呆気なく釣れてしまい唖然。

私は延べ竿をやめてSULのトラウトタックルを取り出し脈釣りを楽しむ。

餌は小鰯を1.5cmほどにカットしたもの。

いきなり着底せずに糸が走り出した。

2.5lbの細糸だと30cmくらいのアメナマでもギュンギュンドラグを出して走り回るので非常に面白い。

元々非常に引きが強い魚で青物のような引きをするため非常にスリリングである。

お昼を回ってお腹も空いてきたところでBBQを始めた。

当日は風が強く、火おこしの必要もなく非常に楽であった。紙皿や割りばしは飛ばされまくったけど。

まずはホッケから焼く。炭火で炙る干物は最高に美味い。

はるか氏も驚いていた。

そしてサンマ。これも間違いない。

BBQというとやはり肉のイメージが大きいが肉よりも魚介の方が私は好きである。

朝方に地元の方が水門でエビを捕っていたのでマネてみると数分でこんなに捕れた。

サイズは少し小さいがはるか氏が用意してくれた油で素揚げにしていただくとこれも絶品である。

これは酒をいくらでも呑めてしまう...

正直このエビが一番美味しかったかもしれない(笑)

色々用意してきたのに結局現地でタダで手に入れたもののほうが美味いという...

BBQの合間にもひたすらナマズは釣れ続いた。

一応レンギョ狙いのブッコミには二本針に両方掛かるようなことも...

BBQも落ち着いたら前日あまり眠れなかった私は少々お疲れモードになってしまい1時間ほど車で休憩を取った。

夕方からまたトラウトロッドで釣りも再開する。

相変わらずドンドン釣れる。

夜になりアメナマの猛攻は更に勢いを増した。

投げて竿を置いて振り向くともうアタリがあるような状況が続き休む時間がない。

このころには2.5lbの細糸でのファイトも余裕でアメナマが掛かっても座ったまま膝にスマホを載せてyoutubeを見ながらファイトする有様である。

40cmを超えると5分、50cmを超えると10分近くのファイトとなり非常に面白い。

そして21時過ぎ。

一気に糸を引き出すアタリがくる。

アワセを入れて軽くドラグを締めても一切止まることなく走り続ける。そして確かな重量感が伝わる。

特大サイズを確信ししばし真剣モードでファイトするも5分ほど経っても何も出来なかった。

100m巻いていたラインも底が見えラスト10mくらいのとこで勝負に出た。

細糸と100m近くだされたナイロンの伸びを信じてスプールを指でブレーキし思いっきり竿を曲げる。

するとなんとか走りを止めることができ、今度はゆっくりだがこちらに向かって泳いできた。

そのまま足元まで寄せて来るも一向に浮かない。

埒が明かないので指ドラグで少し抵抗を掛けて浮かせようとすると怒ってまた凄まじい勢いで走って行ってしまった。

為す術もなくまたスプールの底が見えてきた。

同様にブレーキを掛けると今度も止まり、またじわじわと寄ってきた。

そして足元まで寄ってくるもふとした拍子にまた突っ走っていく。

そんなことを繰り返していると、ここでちぎら氏が登場。

この時点で20分ほど経過していた。

その後も一度も浮いてくることなく一進一退の攻防が続くが魚の動きが割と単調なのでこちらも余裕が出てきた。

そしてふと余裕をかまして後ろを向いた瞬間、まさかの針外れ。

完全に油断した瞬間で魚のほうが一枚上手であった。

あーあ、残念。

これを見ていたちぎら氏もブッコミを出す。

そして速効でアメナマをゲット。

ここからちぎら氏の買ってきてくれた肉も焼き大盛り上がり。(酒も入っており写真無し)

お腹も膨れ酔いも回った1時過ぎになるとはるか氏はテントへ、ちぎら氏はコンクリートの上で寝始めた。

私もヘロヘロだったので車に入り就寝した。

翌日6時くらいに目を覚ますとほぼ同じタイミングで二人も起きてきた。

夜と同じように私はトラウトロッドで投げる。

前日同様こちらも非常にお盛んな様子で即アタリがくる。

二人も各々の釣り方ででアメナマ釣りを楽しむ。

朝ごはんは炭を起こしてピザを焼いた。

これが非常に美味しい。

お昼にははるか氏がタマネギを炭に突っ込んで丸焼きを作ってくれたり。

甘くてトロトロでチョー美味い。

ちぎら氏が釣って来てくれたマスでホイル焼きを作ってくれたり。

ハラスの部分で脂乗っててタマネギトも合う。少し甘めの味付けがチョー美味い。

とにかく贅沢で最高のBBQになった。

そして最後にちぎら氏がやらかす。

豚ロースのブッコミでまさかのバス(笑)

なぜかこの水郷地域は切り身や肉にデカイバスがくることがある。

お昼過ぎにBBQも落ち着きアメナマにも満足したところで片付けて撤収した。

みんな夜は酔っ払い好き放題に散らかしてしまったためゴミの処理が大変だったがすべてキレイにして撤収、帰路についた。

今回、わたし一人でゆうに150匹を超えるアメナマを釣ってしまった。

今までこの魚を狙うことは多々あったが流石にここまで数を釣ったのは初めてで少々驚いた。

彼らはもちろん外来種であり、他の釣り人からは邪険に扱われることが多い。

しかし、専門に狙ってみると引きも強く、数も釣れ、大きなものでは1mにもなるといわれている。

こんなに手軽に大物を狙うことが出来る釣りもなかなか少ないのではないか。

外来魚問題は難しく、いろいろな意見があるのでここでは大きく取り上げないが外道として掛かると目の敵にして陸に投げ放置するのはどうかと思う。

その魚はやがて腐敗しウジが湧き異臭を放つ。自分たちで自分たちの釣り場を汚しているということには是非とも気づいていただきたい。


特集記事
後でもう一度お試しください
記事が公開されると、ここに表示されます。
最新記事
アーカイブ
タグから検索
まだタグはありません。
ソーシャルメディア
  • Facebook Basic Square
  • Twitter Basic Square
  • Google+ Basic Square
bottom of page