Team.SAMEHADA 夏季遠征 ～静岡サーフ編～
Team.SAMEHADAは今季の夏季休暇を利用して各メンバーごとにターゲットを定め遠征を行った。
私（まつとも）とけいすけ氏のタッグは8/11～8/14まで静岡サーフに現れる外洋サメを追った。
１３時半にけいすけ氏を迎えに行き、マクドナルドでハンバーガーセットを購入しいざ出発し、現地に着いたのは１５時半くらいであった。
今回、ターゲットが外洋の回遊性の高いサメということもあり、ポイント選びについては静岡のサーフでも有数の青物の回遊が多い場所を選んだ。
夕まずめの時間ということもあり、周りは青物を狙うルアーマンが多く、遠投カゴの釣り人にはポツポツとだがサバが釣れていた。
人が多かったこともあり、本命ポイントではなく駐車場からほど近い空いているところに構えた。
水深を測ると30ｍほどで水深約3ｍ、60ｍほど投げるとようやく5ｍほどになっていた。
想定よりもかなり浅かったが初日ということもありまずは小手調べということでこのポイントで釣りを開始。
餌はイカ、サバ、アジの切り身でのブッコミである。
オモリは流されることを想定して５０号を名古屋天秤で接続。
仕掛けはワイヤーハリスを用いた１本針である。
けいすけ氏は２０号のフロロハリスを使用。
投入後３０分ほど待ち一度回収。
餌取りの状況をチェックするとものの見事に３０分で餌が無くなっていた。
犯人はわからないが魚がいることはわかった。
そして更に砂利のサーフということもあり1投、持っても2投で針先がダメになってしまう。
根気よく仕掛けを交換し、ここから３０分ペースで打替えていく。
しばらくすると早速アタリが来た。
ドラグを締めてアワセると軽い手応え。
寄せてくると3ｋｇ程度のアカエイであった。
まずはボウズ逃れということで安心。
そして立て続けにもう一発アカエイがヒット。
こちらは10ｋｇくらいあった。
以降も餌取りが落ち着くことなく30分で見事に餌がなくなる。
けいすけ氏の用意してくれたビールとチーズをつまみながらアタリを待つ。
根気よく30分ペースで打替えていると８時半過ぎにに今までとは違うスピードのあるアタリが来た。
竿を取り軽くアワセを入れると激しく首を振りものすごいスピードで走り出した。
サメを確信し再度追いアワセを入れてドラグを締めると突然沖に向かって走り出した。
ドラグを締めた瞬間でありそのツッコミに対応できず５ｍほど引きずられてしまった。
そしてそのツッコミを交わすと今度は右手前方向に猛スピードで走り出した。
巻き取りが追い付かずようやく追いついた時にはすでに波打ち際まできていた。
波打ち際で２、３度ほど水面で暴れるとまた沖に向かって走り出した。
なんという力だ...外洋サメは初めてだった私はそのパワーとアグレッシブさに翻弄されてしまった。
５分ほどでようやく寄せて尾ヒレを掴んでキャッチ！！が、しかし暴れる力が強く何度も振り払われてしまう。
ようやくズリ上げられたのはまさに外洋サメ！
ベイシャークとは太さも顔つきも体つきも全然違うムキムキタイプであった。
ブツ持ち写真がちゃんと撮れていなかったのが残念。
顔つきは幼いものの非常にかっこよく、ガチザメといったイメージである。
これで２~３歳くらい？
長さは現地測で105ｃｍであった。
種類は不明だが恐らくドタブカと思われる。
けいすけ氏は餌取りの正体（？）と思われるクサフグとホタテウミヘビをゲットしていた。
よくサメ狙いの針に掛かったな...
初日はこのアタリを最後に朝までアタリはなく、明るくなってからショアジギングも試したが何も釣れず終了した。
今回のプランは暑く、可能性の低い日中はネットカフェで休息をとってまた夕方から出陣するというものだったのでそのままネットカフェに向かい休息。
これはけいすけ氏の食事。相変わらずよく食べる。
シャワーも浴びて５時間ほど睡眠を取った。
１５時半集合の予定もけいすけ氏が起きてこないため１６時半まで待つが起きないので起こして再出陣。
ショアジギングで餌が確保できなかったため、スーパーを３件ほど回ってサバとアジとイカを確保した。
前日の経験から夜は人がほとんどいなくなることが分かったため、今回は暗くなってから出陣し本命ポイントへ入った。
水深を測ると30ｍほど投げて5ｍ、50ｍで12ｍ、60ｍ投げると15ｍくらいある。
非常に水深も深く流れも強く潮通しも良い非常に期待できるポイントであった。
初日が餌取りが多かったためケミホタルを装着した。
しばらくすると早速アタリがきた。
糸は出さないが竿先を絞っていたので軽くドラグを締めてアワセを入れる。
簡単に寄ってきたのは可愛いサメ。しかし前日のガチなやつとは種類が違うようだ。
サイズは60ｃｍほどだった。恐らくエイラクブカという種類である。
しばらくすると急遽友人が合流した。
離島でエイやサメを狙っている友人だけに頼もしい。
しばらくするとけいすけ氏にアタリが
芸術的なウツボが上がってきた。
自ら縛ってしまって身動きが取れなくなっていた。
私にも小型のウツボがヒット。
さらにエイラクブカが数匹ヒットした。
外道ながらアタリが続く中で友人の竿にいいアタリがきた。
慣れた手つきで余裕のファイトの末上がってきたのはこちらも外洋サメであった。
サイズは私と同じ105ｃｍほど※写真割愛
その後はけいすけ氏にもエイラクブカがヒット。
ようやくの軟骨魚ヒットにけいすけ氏も一安心。
さらに続けてけいすけ氏
まさかのウツボダブルヒットだったり。
更にけいすけ氏のラッシュは続く。
まさかのコショウダイヒット！
フロロハリスの強み。これにはけいすけ氏もサメより嬉しいと大喜びであった。
その後はアタリもなく朝を迎えた。
明るくなると同時に私はジグサビキを投げる。
周りでは極たまにだが何かがジグでヒットしている。
遠投しボトムを取ってスローに誘うとヒット。
なんと尺超えのマルアジであった。
その後も続けて２匹ほど同サイズをゲット。
けいすけ氏も遠投カゴでワカシをゲットし最終日の餌は確保完了！
友人も帰路につき私たちも最終日に備えてネカフェで休息した。
そして最終日。
ポイントに迷って目を付けていたもう一か所に入ってみた。
しかし探ると水深が浅く投げても5ｍもない。
結局前日と同様のポイントに入った。
15分ほどで私にすぐにアタリがきた。しかし１ｍほど糸を出して止まってしまった。
回収すると食い込まなかったようで何も掛かっていなかった。
その後は餌取りが少ないようで中々餌が取られない。
餌変えペースも３０分から１時間に変えてじっくり待つ。
しばらくするとけいすけ氏にアタリがきた。
一気に走って糸を出す。
慎重なファイトで上がってきたのはいいサイズのアカエイであった。
計測すると１３ｋｇとナイスサイズ。
そして更にけいすけ氏にいいアタリがくる。
竿を持つと一気に走り首を振る。サメを確信し慎重にファイトを始める。
30ｍほど走ったところでまさかのバラシ。
仕掛けを回収するとまさかの２０号ハリスがスッパリ噛み切られていた。
３日間やってようやくのヒットを物にできず2人でとても悔しかった。
しかしまだ時間は早かったためチャンスはまだあると思い打ち返す。
私は打ち返しをやめて帰りの運転に備えた。
しばらくするとけーすけ氏に呼ばれて起きるとファイト中。
サメかもしれないとのことなので取り込み体制に入った。
いい引きをいなして５分ほどで上がってきたのはアカエイであった。
結局最終日はこれでアタリは終わり、私とけいすけ氏の遠征は幕を閉じた。
今回、私としては初めてのサーフでの釣りでサーフの難しさ、普段の護岸での釣りとの違いをヒシヒシと感じた。
しかし、静岡サーフのポテンシャルの高さも感じまた来年チャレンジしたいと思った。
